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きっとマリア様も
キリストが誕生するときのエピソードとして
誰でも知っているものが馬小屋で生まれたことだろう。
マリアは許婚ヨセフとまだ結婚する前に
天使ガブリエルに導かれ
「恵まれた女よ。おめでとう。貴女には神の子が宿っている。」
と妊娠を告げられるシーンは
「受胎告知」として多くの画家によって描かれている。
まだ正式に結婚していないマリアは、
当惑しながらもその天使のお告げを従順に受け入れたのだ。
家族や親戚、そして世間の人がなんと言おうが
マリアはお告げに従い母になることを受け入れた勇気に驚く。
そしてその瞬間からマリアは世を救う「救世主」となるであろうと
予言されたわが子の誕生を待ち望み、
ひたすら慈しむのだ。
また同時に驚くのはヨセフの心の柔軟さである。
許婚ではあるものの、まだ夫婦ではない二人に子どもができた。
しかもその子どもは神の子であり、
妻となる人の胎内にすでに宿っている
曲がったことが嫌いなヨセフは悩む。
しかし神の意思であればとマリアと共に受け入れ、
結婚しお互い助け合いながら生きていくのである。
聖書にはイエスの父は神であると明記しているが、
それでもイエスをわが子とし、
父としてしっかりと育てて行ったのは、
非常に立派なことではないだろうか。