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生まれる前からの全人教育
中国や韓国では、生まれたときにすでに1歳とする習慣がある。
最近は満年齢が浸透してきたようだが、
彼らにとって妊娠期間中の母の胎内での9ヶ月はすでに命としてカウントされているのである。
なるほど「胎夢」というジンクスもこうした考え方の基にあるのだろう。
それでは「全人教育」とはなにか?
玉川学園創立者であった小原國芳氏によれば、
健やかな身体と自活できる力を持つ
「調和の取れた人格」をはぐくむことであり、
そのためには、宗教の理想である「聖」、
身体の理想である「健」、
生活の理想としての「富」
、さらには「真」「善」「美」を加えた、
この6つの価値を創造することであると述べられている。
簡単に言ってしまえば、
人間の持つ善き素晴らしい力を
大切にはぐくもうと言うことになるだろうか。
胎児がそんなことがわかるの?
という疑問を持つ方もいらっしゃるだろう。
しかし、である。
まだおなかの中にいるからこそ、
思ったよりもずっと楽にできるのだ。
まだ見ぬ大事な赤ちゃんの存在全てを肯定してあげることは
なんと穏やかでやさしい時間ではないだろうか。
妊娠中のおなかの中の胎児は、当然ながら夜泣きもしない、
突然泣き出したり親をオロオロさせたりもしないのだから。